本当にやる気?? | ハーベストホーム株式会社

本当にやる気??

連日NHKでLIVE放映されている『競泳:日本選手権兼東京五輪代表選考会』。
一発勝負の潔い代表の決め方で、一番いい選考方法ではないでしょうか?

そして毎日のように成績を伸ばしている「池江璃花子」選手。若干20歳の彼女が我々に与えてくれる勇気は、言葉では表せないほどのものであり、何よりもあの誰もが知る逆境から、ここまで自分を高めてこれたのは、彼女の人知れず続けてきた弛まぬ努力のおかげだと思います。
是非、その雄姿を夏本番のオリンピックで見てみたい・・ 正直な気持ちです。

以下が、私が当選しているオリンピックチケットの当日の種目。

TVで見る日本選手の成績を見ながら、興味がないわけではありません・・が、私はこのままの状態でオリンピックを開催することには賛成できません。

先日NHKの番組内で、元メダリストの「有森裕子」さんはこう話していました・・・(抜粋です)
「アスリートファーストじゃない。社会ファーストじゃないですか。社会がちゃんとないとスポーツは出来ないんですもん。社会があって、その下に人間がより健康に健全に生きていくための手段としてスポーツがあり、文化があり、そこのひとつなんです。そのひとつに大きなイベントとしてのオリンピックがある。ちゃんとした社会と健全な人たちのもとで守られて出来ていっている」…と。

私もどう考えても同じ思いに至ります。このコロナ禍の中では、アスリートではなく、まず社会に生きる人の健康と安全を守ることが最優先されるべきだと思います。オリンピックに関しては現状を直視し、冷静に判断すれば、開催の見直しや再順延をIOCと協議すべきだという結論になるものではないのでしょうか?

大学時代の友人の1人は、自分の周りの人間がオリンピックに関わり、是非とも開催に漕ぎつけてもらいたいと言っていました。でも、「オリンピックを目指してきた多くのアスリートの頑張る姿から勇気と感動をもらいたい」という気持ちよりも、一部の事例でしか表現できませんが、「飲食業や観光業・航空運輸業の方々が元気を取り戻し、笑顔が溢れる世の中になることから勇気と感動をもらいたい」…と強く思います。

何をどう考えれば、日本国中に苦しむ人々がこれほど多くいる中でオリンピックの開催に突き進むのか・・・
恐ろしい政治判断だと、私には理解できません。